電気館で上映中の「百姓の百の声」のオススメと『小農の権利宣言』について

電気館で絶賛上映中の「百姓の百の声」がMLで反響を呼んでいます。

 https://www.100sho.info/

 予告編(上記をクリック)

この映画の中で、「小農の権利宣言」の話が出てきます。これは、「小農と農村で働く人びとの権利に関する国連宣言」が正式名称で、「小農宣言」「小農権利宣言」「小農の権利宣言」とも呼ばれています。
 https://smartagri-jp.com/agriculture/367
 https://www.farmlandgrab.org/post/view/28718-un-declaration-on-the-rights-of-peasants-in-japanese(日本語、英語原文)

2018年11月、国連で採択されたこの「小農の権利宣言」は、圧倒的多数の賛成をもって採択されましたが、なんと日本は棄権票を投じています。さらに、アメリカやイギリス、オーストラリアといった先進国も反対にまわっています。大規模農業の国は反対ということですね。 持続可能性の視点からは、非常に大事な宣言です。

この権利宣言のなかで、特に注目されるべき条文は
・自らの食料や農業に関する政策や制度を自ら決定する権利である食料主権(十五条)
・適切な生活水準を維持できる価格で生産物を販売する権利(十六条)
・自家採種を行う権利、手頃な価格で種子を手に入れる権利(十九条)

映画は2/9(木)までで、上映は各日11:00からです。時間が合う方はぜひご覧ください。