ソーラーシェアリングの経過(新型コロナの影響)と今後の課題

 皆さま、通信Vol.5での先進地(山口県の米農家)見学、Vol.6にて総会を経ての関連事業会社の立上げをご報告させていただきましたが、ソーラーシェアリングの活動経過につきまして、簡単にご報告致します。前回総会でご承認いただきました、ソーラーシェアリング(自然エネルギー)普及の事業会社としての事業活動も含め、以下を進めて参りました。

▽現在までの経過(日付順、個別の打合せ・訪問などは省略しています)
 2019/8/2 ISEP事務所へ表敬訪問(ソーラーシェアリングについて関係者挨拶)
 2019/8/7 先進地確認 中九州クボタ「アグリ中九州」(菊池郡大津町)
 2019/8/24 農家さんへの事業説明会を開催(県内2カ所)
 2019/9/6 先進地見学ツアー 「阿東つばめ農園・おひさま発電所」(山口県山口市)
 2019/10 ソーラーシェアリング事業会社「株式会社エネルギーファームくまもと」の設立 
 2019/10/18 九州電力へ低圧発電事業申請(10基、5農家)(九州太陽電池工業さんのご協力にて)
 2019/12/20 経産省への発電事業申請(九州太陽電池工業さんのご協力にて)
  (※この段階で残念ながら一部の農家さんからの辞退があり、4基、3農家となりました)
 2020/1/28 九州電力福岡本社にて、「工事負担金の全額前払い」について交渉(ISEPさんと共に)
 2020/2/13~19 各申請別に経産省の事業認定が下りる
 2020/4/18 万菜村の会合(農家さんグループの総会)にて、ソーラーシェアリングご説明
 2020/8/7 詳細設計のため、施工会社(九州太陽電池工業さん)と共に現地確認、農家さんと打合せ

 2020年に入り、新型コロナウィルスの全国的な感染拡大への対応が必要となりました。ISEP担当者の訪熊が中止、また、各農家さんへの訪問も躊躇する状況でしたが、オンラインでの打合せやメールによる確認を重ね、比較的構造が簡単な2基については、土地に合わせた設計段階へ進んでいます。難しい2基は、高くするが故の強度の問題や複雑な土地の形状への対応などの課題解決が必要となっています。今後は仕様の具体化、農業委員会の許可を経て、設置と接続、発電開始(来春以降)を見込んでいます。

エネルギープロジェクト 理事/井上 智

<今後の課題>
①農業委員会の許可(農家さんの農業経営計画策定、栽培品種などの選定)
②一部国立公園内の設置について、環境省公園管理事務所への報告。
③諸条件(場所・生産内容など)に応じた具体的な発電施設の設計
④施工事業者さんの決定と技術的な支援による施工 そして、発電開始!

soler jirei

※ソーラーシェアリング(Solar Sharing:営農型発電設備、同じ農地で農業と発電事業を同時に行うこと)田んぼや畑などの農地で、農業と発電事業を同時に行うことであり、農業は、太陽光発電の架台の下の空間で行ないます。田や畑の上に、ソーラーパネルを藤棚のように地面から2.5m~3.5mの高さに設置し、地面の農作物の生育に必要十分な日照を確保(日照をシェアリング)しながら、隙間を開けて並べ発電し、安定収入を得ます。


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