令和4年度、熊本県アライグマ防除研修を開催しました(7/26、7/28)

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熊本県の事業である令和4年度熊本県アライグマ防除研修を受託し開催しました。(熊本県のアライグマ防除研修の受託は4期連続になります)

午前の部(座学)では、現物比較と特徴把握のため、博物館よりお借りしたはく製(アライグマ、タヌキ、アナグマ)を会場へ並べて展示。熊本県自然保護課からも準備と実施をサポート頂きました。

熊本県の自然保護課長の開会ご挨拶の後、配布資料による県からの法条例・行政手続きなどのご説明があり、その後、当会の歌岡氏による講義を行いました。
休憩の後、はく製を用いた特徴などの説明(共有)を実施し、午後の実習の班編成(4班に分ける)紹介と各班での自己紹介、情報交換を実施して午前中のプログラムを終了しました。

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午後の野外研修場所は、山鹿の日輪寺(つつじで有名)で実施しました。この辺りにも出没の可能性が高いとの事で、河川に近く潜伏しやすい条件がそろい、いかにもアライグマが居そうな研修環境です。

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午後の部の野外実習(アライグマ生息調査演習)は、講師の説明の後、各班に分かれ、ペットボトルわな設置、箱わな設置、センサーカメラ設置を行いました。また、設置後に各班から説明をしてもらい、状況やそれぞれの工夫、講師からのアドバイスを共有しました。

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捕獲後の対応も(ぬいぐるみを用意し)シュミレーションで講習を実施しました。アライグマが捕獲された箱わなを専用容器に入れて密閉し、殺処分施設にて炭酸ガスを注入し殺処分を実施します。最終的には、充分注意しながら、罠から出しビニール袋に入れ密閉、殺処理後の焼却処分施設に搬入し処分します。

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