2026/1/12:『熊本の海の生態系の変化とそのメカニズム』講演会

熊本の豊かな自然を護り育むため下記の講演会が開催されます。有明海の現状を学び、有明海・不知火海の環境や生態系を維持するための方策を考えましょう。

第30回くまもと自然保護講演会
『熊本の海(特に有明海・不知火海)の生態系の変化とそのメカニズム』

講 師:熊本県立大学学長 堤 裕昭 氏

日 時:2026年1月12日(月) 受付:午後1時30分 講演:午後2時より

会 場:熊本市国際交流会館 5F大広間(定員102名)
    〒860-0806 熊本市中央区花畑町4-18
    TEL 096-359-2020

参加費:無料(ただし事前申込が必要)※申込み多数の場合はお断りする事もあります(先着順)

申込先:熊本県自然保護関係団体協議会
    TEL 090-8399-2557(担当:中間)17時以降

主 催:熊本県自然保護関係団体協議会
共 催:熊本県  公益財団法人 再春館「一本の木」財団

ariakekai.seitaikei.kouen

有明海のアサリはかつて”足の踏み場が無い”と形容されていた程豊かであったそうです。内海である有明海は特有な環境を持ちそれに育まれて豊かな漁場でした。堤先生の調査により、諫早湾の堤防が出来た事で海流の変化が起き、有明海の海底に低酸素海域が発生して魚介類が死に赤潮が発生するという事を学びました。私たちくまもと未来ネットでは諫早湾の堤防に反対して来ました。出来てしまった今でも、開門調査をすべきだと考えています。

私たちが2014年に編纂した持続可能な熊本への提案「未来へのおくりもの」には、目指すべき姿として以下の記述があります。

※漁場を保全するために、沿岸に流れ込む様々な有機物を低生生物などで分解する生物相の豊かな干潟を適正に保ちます。
※大きなダム建設を止め、上流域の豊かな養分が中流域の河川浄化を経て、海へ提供される様にします。

熊日新聞2025年11月17日の記事では、県立大と福岡工業大の共同研究で、緑川ダムに溜まった「堆砂」を採取し、河口の干潟に撒いてアサリの生息数の変化を調査したところ、生息数増・サイズ増大の効果が見られたとの事です。上流の森林や地層からのミネラルや有機物が河川を経由して海へ供給される事は、自然に理解できます。それを止め(溜め)ているダムは、「土砂の堆積が進み、貯水能力に影響を及ぼしかねない水準に達している」との記述もありました。漁師が山に植林に行くことや”山は海の恋人”という活動も続いています。食料を確保するために海の環境を維持する事は、今後のサバイバルとしても重要だと認識します。ダムの功罪や無駄を明らかにする時が来ているのではないかと思います。

asari dam