11月9日開催:シンポジウム「輝けカモシカの未来」くまもとの森から私たちができること

カモシカ(ニホンカモシカ)は特別天然記念物です。九州・四国・本州に生息しています。九州では、熊本県・宮崎県・大分県の3県で生息が確認され、阿蘇の高森からの外輪山での目撃例も報告されています。

2019・20年度の調査結果は、九州全体で総数約200頭(熊本県内約40頭)という驚くベ少なさでした。1994・95年度の約2200頭に比べて10分の1です。教室に40人いた生徒がたった4人に減ったのと同じ状況です。
これらの最大の理由は、シカの増加により餌となる草や低木が元々の生息地で激減していることで す。疥癬(かいせん)という皮膚病もあります。加えて人間の活動も大きく関わっており、シカ対策の罠やネットにかかってしまう事故も毎年報告されています。このままでは、近い将来における絶滅が必至です。
現在、国や県の法令で守られていますが、死亡個体を減らし、出生数を増やすための積極的方策は模索中です。行政と地域住民、専門家が連携して保全活動を続けることが何より求められています。それを後押しするのは私たち県民の声です。カモシカの未来は私たちの意識や行動にかかっています。

熊本野生生物研究会40周年記念シンポジウム
「輝けカモシカの未来」くまもとの森から私たちができること

日時:2025年11月9日(日)受付開始:12:00 開会13:00 閉会:16:30
会場:熊本市動植物園 緑の相談所2F 学習ルーム
   熊本市東区健軍5丁目14-2
電話:096-368-4416
※申し込み不要・入場無料
※オンライン同時開催(チラシのQRコードより)

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チラシ(PDF)はこちらから

カモシカの保全三原則を是非よろしくお願いします。
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・連絡する
・救助する